メンズファッションは靴が重要!私服で使うシューズ基本6種類
「おしゃれになって、女性にモテる男になりたい」
こう考えた時、多くの人は、洋服から買おうとするのではないでしょうか?
しかし、「おしゃれは足元から」と言うように、メンズファッションで最も大切なのは、靴。
女性は靴を見て、男の人間性を判断するからです。
ただ、「靴の重要性」が語られることは、少ないのが現実。
あなたは、こんなことで困ったことはありませんか?
- 「ビジネス用の靴は知っているけど、私服では何を履けばいいのか分からない」
- 「休日、気になる女性とのデート、自信を持って履ける靴が無い」
そこで今回は、メンズの私服コーディネートで「本当に使える靴」をまとめて紹介します。
どの靴も、運営者モテちゅが実際に使用しており、
- ユーザー目線からのレビュー
- 洋服との合わせ方
- 靴で気をつけるべきこと
などもお伝えします。
靴をマスターすれば、あなたは、女性にモテる「おしゃれな男」になれますよ。
メンズ靴を基本6種類に分類
メンズの私服コーディネートで使える靴は、大きく次の6種類に分けられます。
- カジュアルな革靴
- スニーカー
- ブーツ
- エスパドリーユ
- デッキシューズ
- サンダル
メンズ靴は、この6種類を基本として、さらに細分化されます。
「こんなにあるの!スニーカーくらいしか買ったことがない」
今まで、ファッションに興味が無かった人には、よくあることです。
一年をとおして、同じ靴を履く人もいるのではないでしょうか?
しかし、女性にモテるおしゃれな男になりたいなら、
「異なる種類の靴を、季節や洋服に合わせて使い分ける」ことは、重要ポイント。
そこで役立つのが、先ほど述べた6つの分類です。
一つ一つ解説していきます。
1、最も万能!カジュアルな革靴
「カジュアルな革靴」とは、冠婚葬祭やビジネスで使わない、革製シューズのこと。
これは、私服コーディネートで、最も使いやすく、一番最初に用意するべき靴です。
「革靴?私服はスニーカーが使いやすいのでは?」
こう思う方もいるかもしれませんね。
しかし、「カジュアルな革靴」は、スニーカーよりも、簡単におしゃれができるシューズです。
なぜなら、基本6種類の中では、一番ドレスシューズに近いデザインで、キレイめな靴だからです。
そのため洋服をあまり選ばす、いろいろなコーディネートで使えます。
さらに短靴のため、「季節を問わず、一年中使える」のも大きなメリット。
代表的なものをいくつか紹介します。
ドクターマーチン1461 3ホール
カジュアルな革靴の代表は、「ドクターマーチン」の短靴「1461」通称3ホール。
ファッションアプリ『WEAR』を見ても、おしゃれなメンズは必ず、この靴を使っています。
参考サイト:WEAR 「ドクターマーチン3ホール」コーディネート
「ドクターマーチンは、デザインが若すぎる」
こう思う方もいるかもしれませんね。
しかし、この靴が最初に販売されたのは、1961年。
半世紀以上も歴史があり、若者用というのは大きな誤解です。
古着屋でも、昔から、定番アイテム。
アメカジ、キレイめ、トラッド、ロックテイストなど、様々なジャンルのコーディネートで使えます。
ドクターマーチンは知名度も高く、女性人気も高いブランド。
女子ウケも抜群で、本当にオススメ。
デートや合コンなどで、女性と会話の話題にも使える靴です。
唯一の欠点は、履き始めは、革が硬く、靴擦れすること。
革を柔らかくする「ミンクオイル」を3回ほど塗ると、いい感じで柔らかくなりました。
白革靴
フランス海軍ホワイトレザーシューズ
これはフランス海軍の支給品で、古着屋のネットショップで手に入れた1990年代のデッドストック。
運営者モテちゅが、白革靴を手に入れたキッカケは、ファッション本『最速でおしゃれに見せる方法』。
筆者のMBさんは、なんと普通の黒革靴を、ペンキで塗って、白革靴を自作されたそうです。
こんな方法もあるなんて、ファッションは自由ですね。
白革靴は、実際に使ってみると、ホワイトスニーカーよりも幅広く使えるのでは?と思うほど、様々なコーディネートで活用できます。
さわやかな春らしい季節感を出したい時。
ダークカラーの服装になりがちな秋冬では、コーディネートのアクセントになり、はなやかな雰囲気を生み出します。
白革靴は、最初はやや「キメすぎ」な印象もありますが、何度か履いて、シワがつくと「抜け感」が出てきて、カジュアル度がアップします。
汚れが目立った時は、ホワイトの色付きシュークリームを塗って、キレイな状態をキープしたいですね。
スエード素材の短靴
スムースレザーとは、また違った魅力があるのが、スエード素材の短靴。
G.H.BASS(ジー・エイチ・バス)の「バッキンガム」
「G.H.BASS」はローファーが有名なアメリカのシューズブランドですね。
このようなブラックの「スエード素材の短靴」は、靴に存在感があまり無いため、どんな服装にもマッチします。
また、スムースレザーよりも、スエード素材のほうが涼しいので、夏でも履けます。
WALK-OVER DERBY(ダービー)スエード ネイビー
アメリカのシューズブランド「ウォークオーバー(WALK-OVER)」の通称、ダーティーバックス。
こちらは、2010年代モデルのほうですね。
ネイビーのスエード革靴は、キレイめカジュアル全般で使えますが、特に「ホワイトパンツ」と相性がいいです。
ローファー
G.H.BASS(ジー・エイチ・バス )LOGAN(ローガン)
「ローファー」で一番ポピュラーなのが、こういった「コインローファー」のデザイン。
マイケルジャクソンも、G.H.BASS(ジー・エイチ・バス)のローファーを愛用していたのは、有名ですよね。
コインローファーは、ブラックだと、高校生の靴と思われがち。
バーガンディなどのブラック以外のカラーを選ぶのが、ポイントです。
もし、ブラックのローファーを履きたいなら、スムースレザーより、スエード素材のほうがオススメ。
ローファーには、革靴らしい「きっちり感」と、どこか可愛らしさが感じられます。
ドレスコード指定のレストランなどでも使えるため、一足持っておくと便利ですよ。
2、コーデの外しに!スニーカー
スニーカーは、カッチリとしたコーディネートの「外し」として使える靴。
2018年は、ハイテクスニーカーが流行っていますが、ローテクスニーカーのほうが、服装を選びません。
白のローテクスニーカー
アディダス(adidas ) スタンスミス(Stan Smith)
「アディダス」の「スタンスミス」は女性にも愛用者が多く、女子ウケがいい靴です。
女性ユーザーが多いことは、つまりモテる靴ということ。
女性と同じ価値観を共有していることをアピールできるからです。
先ほど紹介した「ドクターマーチン」と同じように、合コンなどで初対面の女性と会話の話題にも使えるため、オススメです。
このような革製スニーカーは、キャンバス素材よりも高級感があり、安っぽさを感じさせません。
コーディネートでの洋服との合わせ方のコツは、全体的にカジュアルになりすぎないように、バランスをとることです。
キレイめ、トラッドなど大人っぽい洋服に、白スニーカーを合わせるのは、海外ファッションスナップでも定番ですね。
3、パンツをロールアップして!ブーツ
持っておくとコーディネートの幅が広がり、秋冬のおしゃれに役立つのがブーツ。
ブーツは、好きな人は夏でも履きますが、基本的には、秋冬に履く靴です(チャッカブーツやデザートブーツは例外で、春でも使えます)。
ブーツを履きこなす際の、注意点として、パンツをブーツに入れる「ブーツイン」は女子ウケが悪いということ。
- パンツの裾をブーツの外に出す「ブーツアウト」
- パンツの裾をロールアップして、ブーツを見せる「ブーツオン」
このどちらかで履くのがオススメ。
ロールアップすれば、ブーツ専用パンツを買う必要はありません。
パンツを買う時は、短靴タイプの「カジュアルな革靴」や「スニーカー」に合わせて、裾上げをすればいいのです。
靴下が見えるくらいパンツの裾をロールアップするのも、おしゃれ。
ブーツはさまざまな種類が存在しますので、順番に解説します。
レースアップブーツ
レースアップブーツの代表は、「ドクターマーチン1460」、通称8ホール。
こちらは、「ヨウジヤマモト」とのコラボモデルで、履きやすいようにジップアップが搭載されています。
定番なのは、ドクターマーチン本家で発売されているほうですね。
スキニーパンツと相性が良く、アウターは、ピーコート、チェスターコート、モッズコートなどと合わせると、おしゃれです。
サイドジップブーツ
イタリアのシューズブランド「ブッテロ(BUTTERO)」のサイドジップブーツ B825。
2009年に購入したモデルで、かなりエイジングされてますね。
サイドジップブーツは、靴ひもが無いので、シンプルな印象。
ベージュのブーツは、インディゴデニムと合わせると、カジュアル過ぎるため、ブラックパンツやスラックスと合わせるなど、やや工夫が必要です。
ファー付きモッズコートと相性がいいですね。
このモデルは、ベージュでかつスエード素材のため、汚れが目立つのがデメリット。
ひどい汚れがついた時は、サンドペーパーで削って、色付きのスエード用スプレーをかけるなどのメンテナンスが必要です。
2010年に購入した「アルフレッドバニスター」のサイドジップブーツ。
「お兄系ファッション」が流行っていた時代のモデルのためか、「とんがり靴」まではいきませんが、トゥが少しシャープすぎますね。
こういった、シャープな形のブーツは、モードやロックテイストのファッションと相性がいいです。
ドレスシューズに間違えられる事もあるので、パンツのロールアップは必須です。
チャッカブーツ
2011年ごろに販売されていたレッドウィング(RED WING)の「ベックマンチャッカ」。
レッドウィングは、アイリッシュセッターやエンジニアブーツなどが有名、アメカジのイメージが強いシューズメーカーです。
どちらかというと、ブーツマニアやアメカジファンなど、男ウケがいいですね。
このブーツを褒めてくれるのは、野郎ばかり。
素材が頑丈でタフ、男らしいワイルド感が、レッドウィングの魅力。
そんなレッドウィングでも、チャッカブーツを選べば、女子ウケ抜群のキレイめファッションで使えます。
チャッカブーツは、ブーツの中ではドレス度が高いのですが、レッドウィングとなると、ワークとドレスの両方を兼ね備えた雰囲気。
エイジングが進むと、いい感じでワークテイストが出てきますね。
デザートブーツ
ファッション誌で、「20世紀カジュアル靴の最高峰」とまで言われるのが、イギリスの靴メーカー「クラークス(Clarks)」のデザートブーツ。
デザインは、チャッカブーツとだいたい同じですね。
こちらは、スエード素材ですが、スムースレザーのモデルもあります。
軽いですし、履きごごちもよく、スニーカー感覚で、気軽に履けるブーツ。
手頃な価格で、初めてブーツを買うのなら、クラークスのデザートブーツがいいかもしれませんね。
以前、雑誌『ポパイ(POPEYE)』に、この靴に魅せられて、40年近く履き続けている人のインタビューが載っていました(履きつぶしては、買い換えているようです)。
そのくらい、熱狂的ファンが多いブーツということ。
洋服の合わせとしては、テーラードジャケットを使ったコーデの外しとして、使えます。
特にスニーカーではカジュアルすぎる、でも「外し」を加えたい時にピッタリですね。
当然ながら、普段着の私服コーディネートでも使え、「スニーカー」よりも少しキレイめくらいの、ポジションです。
マウンテンブーツ
Danner(ダナー) TRAIL FIELD(トレイルフィールド)
雨の日に「レインブーツ」として履ける靴を探していた時に、目にとまったのが、こちら。
ゴアテックス防水仕様の、スペック。
デザインは、ダナーの有名な「マウンテンライト」とそっくり。
店員さんに聞いたところ、トレイルフィールドは、マウンテンライトの低価格版。
生産工場が異なるくらいで、革質などのスペック面やデザインは、マウンテンライトと差が無いとのこと。
それならと、トレイルフィールドを購入したのですが、最初は、重くてビックリしましたね。
次の日は、筋肉痛になりました。
ただ、重さにはすぐに慣れて、今では雨の日以外にも、愛用しています。
スニーカー並みにカジュアルなブーツですが、意外とモードテイストの洋服にも相性がいいです。
ボリュームがあるため、スキニーパンツ、スリムパンツと相性がいいです。
あえてマウンテンパーカなどアウトドアウェアとは、合わせないで、トレンチコートやステンカラーコートなど、ドレス感が強いアウターの外しに使うのが、おしゃれです。
こういった「テイストミックス」は、おしゃれの定番ですね。
コンバットブーツ
nano・universe(ナノユニバース)コンバットレインブーツ
こちらは、セレクトショップ「ナノユニバース」のオリジナル商品で、2012年に購入したものです。
「コンバットブーツ」というミリタリーブーツのデザインで、ラバー製レインブーツ。
雨の日に重宝していましたが、ソールのリペアができず、現在は、ほぼ引退状態。
先ほど述べた「ダナー トレイルフィールド」にレインブーツとしての座をゆずりました。
トップエンド(ブーツの一番上の部分)もボロボロですね。
レインブーツは、サイドゴアブーツが多いのですが、このような丸っこいデザインのほうが、私服では使いやすいです。
4、春夏のおしゃれに!エスパドリーユ
gaimo(ガイモ) エスパドリーユ EDIFICE(エディフィス)別注
エスパドリーユは、アッパーがキャンバス素材が多いのですが、こちらは、ヌバックレザーの本革仕様。
「カジュアルな革靴」とほとんど同じような感覚で履けて、春夏の季節感を出せる靴です。
春夏服であれば、洋服はほとんど選ばず、リゾート感が演出でき、おしゃれです。
エスパドリーユは、ヨーロッパに起源がある靴で、履くだけで、アメカジとは違ったファッションテイストになるのが特徴。
さらに革製を選べば、履いている男性が少ないため、恋愛市場で、ライバルと差別化できます。
デメリットは、水に弱いということ。
ソールで使われている「ジュート縄」という素材が水に弱く、雨の日や水に濡れるシーンでは、要注意です。
5、水に強く滑りにくい!デッキシューズ
Paraboot(パラブーツ) BARTH(バース)
フランス海軍でも採用されているのが、「パラブーツ」のデッキシューズ。
デッキシューズは、もともと、ヨットやボートに乗る時に履く靴で、水に強く、滑りにくいのが特徴。
海辺やキャンプなど、水に濡れることを想定したシーンでは、デッキシューズが、オススメ。
2010年代前半から中旬にかけて、デッキシューズは流行りましたが、今でも夏の定番靴。
マリンテイストの雰囲気が強く、ホワイトパンツやチノパン、リネンパンツ、ハーフパンツなど、春夏の洋服全般と相性がいいです。
逆に、秋冬のアウターなどとは、相性が悪いため、デッキシューズは、基本的には春夏限定の靴と考えたほうが良さそう。
デッキシューズは、キャンバス素材のスニーカータイプと、本革仕様の二つがありますが、本革仕様がオススメ。
キャンバス素材のデッキシューズは、防水性や耐朽性は低く、何と言っても革製のほうが高級感があり、おしゃれです。
6、夏は足元を涼しく!サンダル
ドクターマーチン レザーサンダル グリフォン
このように、サンダルは、ブラックの「レザーサンダル」が大人っぽく、オススメ。
一方、ビーチサンダルやクロックスでは、カジュアル度が高すぎて、洋服とのコーディネートは難しいです。
注意点としては、2016年ごろから見かけるようになった靴下とサンダルを合わせるコーデは、女子ウケが微妙に悪いこと。
女性にモテたいなら、サンダルは素足で履くに限りますね。
靴で失敗しない!私服コーデで気をつけること
靴でやりがちな失敗は、私服に「ドレスシューズ」を合わせてしまうことです。
「ドレスシューズ」とは、冠婚葬祭で使う「フォーマル革靴」と、「ビジネス用革靴」の二つです。
ドレスシューズ:左はプレーントゥ、右はストレートチップ
こういった靴ですね。
私服に「ドレスシューズ」を合わせるコーディネートは、欧米では一般的ですし、ファッション的には、決して変ではありません。
特に、茶色のドレスシューズと、チノパンやジーンズなどとの組み合わせは、雑誌やストリートでも、たまに見ますよね。
しかし、ファッションに詳しくない女性からは、
- 「どうして仕事用の靴を、私服で履いているの?」
- 「休日に履くカジュアル用の靴を持っていないの?」
と思われてしまうのが、致命的なデメリット。
こういった事を避けるためにも、「ドレスシューズ」は私服では履かないのがベストです。
手入れされた靴は「男の格」を上げる!
ここまでは、「ファッション性」という視点から靴について説明しました。
しかし、靴の役割は、ファッション性だけではありません。
靴は、女性が、男の内面を判断するアイテムでもあります。
女性は靴を見て、男を「値踏み」するのです。
- キレイな靴を履いていると、しっかりした信頼できる男
- 汚れてボロボロの靴を履いていると、だらしがない、いいかげんな男
このように、女性は靴を見て、男を格付けします。
汚れが目立ちすぎる靴は、捨てることも検討したほうがよいでしょう。
運営者モテちゅも、今回紹介した靴の何倍もの数を、今まで捨ててきました(主にスニーカー)。
- 靴が汚れてきたら、ブラッシングと靴磨きをする
- シューズキーパーを入れることで、靴の型崩れを防ぐ
こういった「靴の手入れ」は、ファッションコーディネートと同じくらい大切です。
キレイに手入れされた靴は、あなたの「男としての格」を上げるからです。
最後に
いかがでしたか。
今回は、私服で使えるメンズ靴を紹介しながら、靴の重要性をお話ししました。
「こんなに靴ばかり、たくさん買えないよ」と思いましたか?
もちろん、すべて買いそろえる必要はありません。
基本6種類の中から一点ずつ用意するだけでも、おしゃれは楽しめます。
「何か違う、いまいちカッコよくない」
手持ちの洋服でコーディネートをした時、こう思った時は、靴を代えるだけで、見栄えはグッと変わります。
靴は、流行の影響が、洋服ほどありませんので、手入れさえすれば、長年愛用できるのもメリット。
何種類かの靴を持っていれば、ローテーションができるため、経年劣化も最小限に抑えることが可能。
あなたが気にいった靴から、少しずつ買いそろえてみてはいかがでしょうか?
靴は、女性にモテる「おしゃれな男」には、欠かせないアイテムなのだから。
記事更新日:2018/6/6